ヤマハの「NS-10MX」です。大ヒット作"テンモニ"こと「NS-10M」を防磁設計とした改良型。こちらは、1997年以降の製造品です。以下の整備を施しています。・ コンデンサの交換・ 配線の引換え&直結化・ バインディングポストの交換・ ウーファーコーンの漂白・ キャビネットのトップコート塗替え・ サランネットの洗浄内部のネットワーク用コンデンサを交換しています。(写真9枚目下)ツイーター用にドイツERO製の「MKC1862」と「MKP1841」というフィルムコンデンサ2つを併用。またウーファー用には、ニッケミ製「AXF」のデッドストック品を採用。かつてのオーディオ用電解コンデンサの最高級品です。各ユニットへの内部配線は、スウェーデンSUPRA製「CLASSIC 1.6」を採用。(同右上)5N-OFCスズめっきケーブル。レンジ感の向上を狙ったチョイスです。ケーブルの結線は、ラグ板を廃止し圧着を基本とする直結配線としています。パインディングポストをバナナプラグ対応の大型品に換装しています。(同左上)ウーファーコーンは漂白し、黄ばみを極力取り除きました。(写真4、5枚目)キャビネットは、ワトコオイルナチュラルによるオイル仕上げに塗り替えています。サランネットは石けんで洗浄、陰干ししてあります。ネットに破れはなく、綺麗です。------外観の状況は、底部を除き大きな傷は無く、中古流通品の中では綺麗な部類です。サランネットを受けるソケット内のひとつは、三枚爪が一枚欠けており、その穴のみ固定が緩めです(写真8枚目)。固定されないわけではないため、実用上は問題ないかと思います。コーンのセンターキャップに、湿気の影響と思われるシワがあります。------第3世代のテンモニです。ドライバーが防磁型となり、先代よりもHiFiで定位感のあるメリハリの効いた出音。整備では、扱いにくい部分の改善と劣化したパーツの改修を主としています。音の要であるコンデンサは、スピーカーの製造年代と近しいものとしたかったので、高品位かつ少々レアなものをチョイスしています。密閉型ブックシェルフスピーカーの決定版ともいえる存在です。------主な定格(文字数制限のため省略)
商品の情報
カテゴリー | 家電・スマホ・カメラ > オーディオ機器 > スピーカー |
ブランド | ヤマハ |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |